ブースでのエチケット

 どんな会議でも、スムーズに乗り切るには、助け合い、チームとしての一体性や朗らかに振る舞うこが必要です。 初心者にとってのブース・マナーのポイントを挙げてみます。

ブース内では

・通訳ブースというのは狭いところです。その事を踏まえた振る舞いをする事。

・作業用の資料・文書はきちっと揃えておく

・禁煙を守る。

・携帯はスイッチを切る、もしくはバイブレーションも点滅もしないモードに入れる。 

・ブレスレットなど、アクセサリーで音を出すものはつけない。

・だれがどこに座るか、スタンドの明るさはどのくらいにするかなどについて、前もって打ち合わせをしておく。

・ブースを出る時には、音量は最低にしておく。また、自分のイヤホンを使った際は備え付けのヘッドホンを差し込み直しておくこと。

・自分の番でないときも、雑音を出さない、また変な身振り手振りをしないこと。マイクはいろんな音を拾うので、資料を探すとかブースを出る時とか水をコップにそそぐ時は気をつけること。物を食べる音も拾ってしまう。同じような雑音にも気をつける。

・自分の番のときには、マイクを自分の真正面に置いて、マイクに向かって話すこと。放送通訳者に聞いてみると、貴重なアドバイスが得られる。ただし、あまりマイクに近すぎると、声がひずんでしまう。 

・ブース内の通訳者の使用言語をチェックし、必要ならリレー用のスイッチを確認すること。(英日通訳者だったら、元の発言が英語以外の場合、まず英語になったものをどこから聞けるかということを確認することになる。逆に、元の発言が日本語なら、あなたの英語ないしフランス語などがピボット(基)になって、そこからスペイン語、ロシア語などになっていくことがある。この場合、他の言語のブースに、ピボットになる言語は英語なのかフランス語なのかを知らせておくことが必要になる。)

・一人が何分くらい担当するのか、誰を担当するのか、担当を変わるときにはどのようにするかなどについて、前もって打ち合わせをしておくこと。担当でない時間も、できるだけブース内に留まるのが良いでしょう。どうしてもブースを出ることがあっても、あまり長い時間、ブースを離れるのは避ける事。

・自分の担当の時間が終わったとき、元の発言の何らかの自然な切れ目で交代すること。いきなり交代しないこと。

・いつでも助力は惜しんではならないが、「出しゃばる」のもいけない。担当者がどの文書を必要としているか、専門用語に困っているかなどは、見ていればわかります。

・コンソールの操作方法を確認しておく。

・イアホンの音量は低い方が良い。低くしておいて、自分の声も聴いてモニターできるよう、自分の声の大きさを調整する事。時には、イアホンは片一方だけ耳にあてて、片方は手でふさぐのがいいこともあれば、両方のイアホンを耳から少し外してかけるといい場合もあります。また、機器によっては、高音・低音の操作が、音量の調節より効果的なこともあります。

チームワーク

・仕事時間に遅れてはならない。ひとつの目安は、同時通訳の場合は会場やブースの確認などもあるため、開会30分前にそこに着くことである(少なくとも初日には)。

・仕事時間に遅れてはならない。開会30分前に現場に着くのはヒトツの目安です(少なくとも初日には)。

・ブースの仲間と機器のオペレーターに自己紹介のあいさつをする。

・難しい専門用語、曖昧な用語などについて、仲間が困っていたら助け船を出すこと。困った時はお互いさまです。

・自分が初心者だったら、仲間にそのようにはっきり言っておくこと。よろこんで助けてくれるでしょう。

・自分が取ってきた仕事でない場合に、自分の名刺をばらまくのは行儀が悪く、同業者に良い印象は与えません。

 PR活動はconsultant interpreter/チームリーダーに任せておく事。

・何か知らないことがあってもそれを心配することはない。ことばというのはそうたやすくはありません。

・自分はチームの一員であることを忘れてはならない。自分ができる時には手を差しのべる事。


非常用携帯品一式(サバイバル・キット)

・メガネ・ルーペ

・ノート

・ペン、鉛筆(鉛筆削りも)・シャーペン(予備の芯も)、蛍光マーカー

・ウェットティッシュなどイヤフォーンを拭くもの

・栓抜き

・のど飴、血糖値管理のチョコなど(パリパリ音のひどい包みは避ける)

・ペーパークリップ、ホッチキス

・大きな会場で、ブースがスピーカーやスクリーンからはるか後方にあるところでは、双眼鏡が役に立つ。

・事前に通訳料の請求書をもってくることになっている場合には、これを忘れないこと。紙切れに走り書きして渡すというのはプロに見えない。

・事前に通訳料の請求書をもってくることになっている場合には、これを忘れないこと。紙切れに走り書きして渡すというのはプロフェッショナルとは言えません。

参考文献

 ・BoothManners for Seasoned Interpreters























Recommended citation format:
AIIC. "ブースでのエチケット". aiic.net September 5, 2016. Accessed August 21, 2018. <http://aiic.net/p/7743>.


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